子育て

ありのままの自分、認められますか?子どもの自己肯定感を高める関わり方

 

こんばんは!かずたかです。

今回のテーマは、子育て関係者必見!

自己肯定感」です。

 

考え方が多様な現代、何かと周りの人に振り回されて生きづらいですよね。

そんな時代だからこそ、

自己肯定感が育っていると

自分を大切に、また前向きに生きることができるのです。

 

しかし、残念ながら

幼少期から自己肯定感が低く、そのまま大人になる人もけっこう多いのです!!

 

じゃあ、どうすれば子どものうちから自己肯定感が高くなるの?

そもそも自己肯定感って何?

など、まとめてみました。

 

Contents

自己肯定感とは?

自己肯定感とは自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。

そのままの自分を認め受け入れ、自分を尊重し、自己価値を感じて自らの全存在を肯定する「自己肯定感」の感覚は、何ができるか、何を持っているか、人と比べて優れているかどうかで自分を評価するのではなく、そのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在」だと思える心の状態が土台となります。

©  一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会HP

ちょっと一言で説明するのが難しい「自己肯定感」の感覚。すごく端的に言うなら

ありのままの自分を自分が認める力、

みたいな感じです。

このビミョーなニュアンス、伝わりますかね?

 

具体例を挙げてみましょう。

 

自己肯定感が高い例

  • 友だちに褒められて素直に喜ぶ
  • かけっこで1位になれなかったが、「次こそ頑張ろう」と前向きになる
  • テストで思うような結果が出なかったが、「結果は出なかったけど勉強は頑張ったぞ」と自分の頑張りを認める

 

自己肯定感が低い例

  • 友だちに褒められると、大げさではないか?と言葉通りに素直に受け取れない
  • かけっこで1位になれず「やっぱり自分には無理だった」と悲観的になる
  • テストで思うような結果が出ず「自分はダメなやつだ」と自分を攻める

 

自己肯定感=自尊心、自信に近いようなところがあります。

目に見える結果が出たり、人に認められると自分に自信を持つことがほとんどですよね。

 

プラス、

結果が思うように出ない時、周りの人に認められていない時に自分を認められるかどうか。

すごく難しいですが、

決して順調でない時でもありのままを認められる感じ方は

自己肯定感が高いと言えるでしょう。

 

この記事を書いてみて、書いてる本人が猛烈にブーメランを喰らっております。

 

自己肯定感が低い人が多いのはなぜ?

ここまで読んでみて、

「私は自己肯定感高い!よかった!」と思える方はほとんどいないと思います。

 

しかし、決してあなたのせいではありません。

自己肯定感が低い人が多いのにはきちんと理由があります。

 

日本人の謙遜文化

日本人は本当に謙虚ですよね。

 

例えば、近所で親子が歩いていると、ご近所のママ友に会い立ち話になったとします。

「おたくの○○ちゃんは足が早いんですってね!すごいよね~」

と褒められたとします。

 

そうすると、

「そんなことないですよ~!うちの子ったら……」と

だいたいの保護者が

褒め言葉に対して謙遜してしまうんです。

 

そして、その謙遜する保護者の姿を子どもは見聞きしています。

(家庭で、こんな謙遜も気にならないくらいに

たっぷり子どもを褒めていれば話は別ですが。)

 

何気ないこんな積み重ね、

また褒められる機会の少なさがあり

自己肯定感が育ちにくいのかもしれません。

 

自己肯定感を育てるためのポイント

そんな育ちにくそうな自己肯定感。

環境や関わり方を工夫することで少しずつ高めることができます。

 

得意なこと、何気ないことを褒める

勉強に限らず、特定の遊び、趣味、生活習慣…

小さなことでも褒めてあげましょう。

すごい結果を褒めるのも大事ですが、

頑張っている姿を見逃さず褒められるとより望ましいです。

 

目標はその子に合ったレベルで

大会、テスト、順位の出るイベント、なんなら日常でも

「頑張ろうね」と親子で目標を決める機会があると思います。

 

気を付けてほしいのが、目標のレベル

いきなりできっこなさそうなハードルを設定すると、子どもの自己肯定感以前に

自信ややる気までガンガン下げてしまいます。

 

「この子は今どの程度まで頑張れるのかな?」

頑張れそうなラインを見極めてあげて、無理のないハードルを設定。

少しずつ目標の高さを上げていきましょう。

 

叱るポイントをしぼる

常にガミガミだと、叱るのとは裏腹に子どもが叱られ慣れてしまい

本当に伝えたい時に思いが伝わりづらくなってしまいます。

 

注意する内容にもよりますが、

緊急性があるもの、叱らないと危険なもの、他者に迷惑をかけるもの以外

たまに目をつぶる時があっても良いかもしれません。

 

ガス抜きできる居場所を

昔の家庭であれば、父が厳しく、母が優しい…

そんな家庭像もありましたよね。

 

両親かどうかにはこだわる必要はありません。

厳しめの教育の家族の中で、1人子どもを適度に甘やかす人がいてもいいですし

一対一の親子で、普段厳しく、たまにゆるい日を作ってもいいと思います。

 

先程の「叱るポイント」とも似ていますが、

常に厳しい関わりばかりでも、子どもへの効果が薄れてしまいます。

子どもと関わる時は、必要に応じて厳しい・優しいのメリハリを使い分けてみましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回のポイントをまとめてみました。

  • 自己肯定感=ありのままの自分を自分が認める力
  • 結果や周りの評価とは関係なく、自分を認められると自己肯定感が高い
  • 小さなことから、子どもが頑張る姿を見逃さず褒めていく
  • 目標が子どもに合わず高すぎると、自信ややる気まで下げてしまう
  • 叱るポイントは大事なところにしぼり、厳しい・優しいのメリハリをつけて関わっていく

 

自己肯定感の高さ、つまり自分を大事にできる子は自然と周りを大事にできるようになってきます。

自分が保護者にしてもらった経験が、そのまま周りの人間関係に活きてくるって不思議ですよね。

 

子どもと関わる機会には、ぜひ関わり方を少しだけ意識してみてください。