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【魔女の宅急便】飛行船の名前は何?モデルは飛行船事故?

ジブリ映画『魔女の宅急便』に出てくる、終盤の飛行船シーン。オチが分かっていても、中々ハラハラしますよね…!

実は、あの飛行船にも実際のモデルが存在するのです。

今回は、魔女宅に出てくる飛行船についてまとめました!

Contents

【魔女の宅急便】飛行船の名前は何?

まずは、魔女宅でおなじみの飛行船のシーン。

引用:togetter.com
引用:matome.never.jp

飛行船の中には人が乗ってて、トンボも宙吊り。現地のテレビで報道もされますが打つ手はなし…。

めちゃくちゃ怖いシーンです。

幸い死者もなく無事に済みますが、キキがいなかったら大惨事待ったなしでした。

そんな不幸中の幸いだったこの飛行船。魔女宅の中では

『自由の冒険号』という名前がつけられています。

自由に冒険した結果、事故っちゃったのでしょうかね…。

以外と『自由の冒険号』まで名前を知らない方も多いもたいです。

ちなみに、宮崎駿監督の『飛行船が好き』という趣味は、『紅の豚』『天空の城ラピュタ』『風立ちぬ』など、他のジブリ作品にもありありとにじみ出ているのではないでしょうか。

【魔女の宅急便】飛行船のモデルは?

そんな宮崎駿監督の趣味が込められたであろう飛行船の一つ『自由の冒険号』ですが、実際のモデルがあるのです。

2枚目の写真と、『魔女の宅急便』内のシーン…本当にそっくりなのです。

まず、ロサンゼルス(ZR-3)の事故が実際に起こったのは1927年8月25日

引用:twitter.com

塔に繋がれていたロサンゼルス(飛行船)のしっぽ部分が風に煽られ、まさに『自由の冒険号』のようにほぼまっすぐな状態に。一時身動きが取れなくなります。

しかし、幸い飛行船の傷は浅く、ケガ人・死者は出ませんでした。

そして、もう一つの事故がUSSアクロン(飛行船)の事故

引用:ja.wikipedia.org

1932年に二度の爆破事故、地上の作業員が2名死亡する事故、1933年に突風で墜落して73名死亡(生存3名)など、悲惨な事故を起こしてしまいました。

『魔女の宅急便』が映画公開されたのが1989年。

事故から約半世紀なので、今よりも、世界的にメジャーな事故だった…もしくは『こんな事故もあった』と意図的に描かれたのかもしれませんね。

魔女宅に出てくる『自由の冒険号』は、先程の二つの飛行船事故をうまく足してモデルにしたと言われています。

ちなみに、映画内で死者が出なかった理由ですが…

ここでリアルに追及して死者を出してしまうと、もはや『火垂るの墓』『もののけ姫』のような、シビアに問題提起するような映画にすり替わってしまうため。

魔女修行でティーンが『行ってきま~す!』から、終盤に

街の人々が大勢死んでしまった……(絶句)

では、キキのデリケートな成長も台無しですもんね。

(我ながら、血も涙もない文章です。)

あくまで『魔女になるための成長』がメインなお話なので、飛行船の要素だけモデルに起用したのではないでしょうか。

終わりに

いかがでしたか?

作中の何気ないポイント『自由の冒険号』でしたが、制作サイドの趣味が映画に出てくるのは不思議なものですね。

80年代の映画ですが、飛行船もめちゃくちゃ丁寧&綺麗に描かれているので、ちょこっと注目してみてください!

それでは、ご覧いただきありがとうございました。

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