ジブリ映画『魔女の宅急便』。映画ではキキとトンボが仲良くなり、一度ギスギスしながらも再び仲良くなる…そんなあらすじだったかと思います。
しかし。
原作『魔女の宅急便』では、キキとトンボの仲はもっと進展しているのです!
今回は、『魔女の宅急便』キキとトンボのその後についてまとめました!
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Contents
【魔女の宅急便】映画と原作の違いは?
元々小説だった原作が映画になることはジブリでも珍しくないですが、『魔女の宅急便』も例に漏れません。
元々の『魔女の宅急便』は、角野栄子さん原作の文庫本。小学生でも読みやすいように、文章も簡単にされています。
映画のキキやトンボと比べると…トンボのビジュアルがちょっとあか抜けない感じでしょうか。
絵のタッチが素朴な感じ、これはこれで可愛いですね!
キキのショートカットや、トンボのモヒカン(?)頭も、原作の挿絵と比べてみると…見た目が活発なキャラにされたのがお分かりでしょうか。
原作の文庫本は全6冊あるのですが、ジブリ『魔女の宅急便』で制作されたのは…
実は最初の2冊分だけなんです。
いや、だって。
某ハリー〇ッターでさえ、原作1冊につき映画1本。
文字数は全然比べ物にならないですが、原作6冊を1本にまとめるのはキツかったわけです。文字量全然違いますがね。
ということで、映画にならなかった『魔女の宅急便』原作3~6巻なのですが、この間に二人の関係性もかなり変わっているのです。
ちなみに、映画終盤にある飛行船のエピソードも映画オリジナル。原作にはないシーンなのだとか。
【魔女の宅急便】キキとトンボのその後は?
では、キキとトンボの関係性はどのように進展したのでしょう?その後のストーリーについてざっくりまとめます。
(※もろネタバレ含みます。)
【魔女の宅急便3巻】
キキがコリコ(海の街)に来て4回目の春を迎える。
ケケという名前の変わった女の子がコリコにやってきて、キキは疑いや不安感を抱える。キキとケケが反発する中で、キキが本当の気持ちに気付いていく。
【魔女の宅急便4巻】
3巻ラストでトンボがコリコから遠い街の学校に行くことになり、キキの遠距離片思いスタート。
キキ17歳になる。
夏休みになってもコリコ(キキのところ)に顔を出さず、山籠もりするトンボにすねるキキ。
一方で、たまに送られてくるトンボからの手紙に心境も変わってくる。
【魔女の宅急便5巻】
キキがもうすぐ20歳になる。キキは内心もやもや中。(10代の遠距離?はキツイ)
新キャラ、ドレスデザイナーのサヤオ(もちろん男)が現れ、キキに興味津々。キキも、サヤオのドレスに興味を示す。
が、キキは最終的に『自分の結婚式のドレスを作って』という鬼のような振り方をする。強い。
(一方のトンボは、相変わらず昆虫のことで頭がいっぱいだった様子。温度差…)
【魔女の宅急便6巻】
22歳でキキとトンボ結婚。(原作では、プロポーズや結婚式シーンは一切カット。なぜ!?)
あれから13年…。
キキとトンボの間に双子が生まれて、いつの間にか13年経っている。トト(男の子)とニニ(女の子)。
ニニは魔女候補だけど、自分でも魔女になりたいのか分からずもやもや。
トトは男の子のため、魔女に興味があっても『実際にはなれない』現実にぶつかる。
あれこれ羽陽曲折しながら、二人はそれぞれに旅立つ…。
黒猫のジジとヌヌも結婚して、子供も沢山産んでいる。
ジブリ映画は、13歳に焦点を当てた作品でしたが、原作ではキキの半生を描いたドラマだったんですね!
キキのたくましさとトンボのオタク気質は、ベースはそのままなのでしょう。
トンボが途中 我関せずなところや、キキが内心もやもやするあたりはすごくリアルな女子の心理描写ですね…!
原作の4~5巻あたり
を読むと、特に二人の恋愛パートが楽しめるのではないでしょうか。
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終わりに
いかがでしたか?
ジブリ映画では、あくまで『キキの成長』『色んな人との出会い』を中心に描かれていましたが、知られざる恋愛パートにはちょっとニヤニヤしそうですね…。
お時間あれば、原作もぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか!
では、ご覧いただきありがとうございました。