こんばんは!かずたかです。
今日は即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)や
一連の儀式で、一日話題がもちきりですね!
ニュース映像を見るたび
「皇后(こうごう)雅子様、リアルお雛様や…」
こんなことを思ったのは私だけでしょうか?
そこで、雅子様がお召しになられている十二単(十二単)、
また歴代の十二単との比較。
なぜお雛様に似ているのかについてまとめてみました。
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皇后雅子様の十二単
出典:Twitter
まずは朝~賢所大前の儀。
真後ろのすそだけ異様に数メートル長いど独特な衣装でした。
真っ白なのに「これも十二単なんだよ」と聞いた時には驚きでしたね…!
出典:Twitter
13:00~正殿・松の間で行われたのは、即位礼正殿の儀。
先程の純白十二単もお綺麗でしたが、こちらの衣装の方が
平安時代…?
そして、よりお雛様に似ている気がします。
19:00~の天皇陛下が即位宣言をされる時にも、再び衣装チェンジがありそうですね。
代々十二単の形はほとんど同じ
個人的には、令和になっても形式がかっちりしているんだ…と驚きでした。
ちなみに、平成の時の即位礼正殿の儀の衣装がこちら。
出典:fnn.jp
今回の方が、気持ち色味が鮮やかでしょうか…?
(当時の画質もありますが)
しかし、皇后雅子様が着用された十二単と見比べても
十二単のベースの色、頭の飾り、髪型などそこまで大きな変化はないようです。
さらに、大正時代の御大礼の十二単がこちら。
出典:fnn.jp
一番外の着物が紫ですが、
ベースに赤が入ってること、全体に丸い模様が施されている所は今と変わらないですね。
その時代に合わせて、ほんの少しずつ変化している点もありますが
基本の十二単の形がしっかり受け継がれているのは、まさに「伝統を重んじる」皇室の姿が現されているようです。
雅子様の衣装がお雛様に似ているのはなぜ?
さて、最初の疑問に戻りますが、
雅子様の衣装、何なら髪型、髪飾りまでとっても既視感があるはずです。
そこで、今回の雅子様と、雛人形を見比べてみました。
こちらは先程の雅子様。
そして、毎年見慣れたお雛様。
出典:hinatune.jp
やっぱり似てる。絶対!!
そこで、雛人形のルーツを探してみました。
雛人形のルーツ
現在の雛人形の原型となっているのは、「古今雛」といわれる明和から安永年間(1764~1781年)頃に江戸で流行した高価な雛人形。
衣装は、平安時代の宮中の人々の衣装を模したといわれています。安定した武家社会の中で、人々は華やかな平安貴族の絵巻物の世界に憧れを抱いたのでしょうか。
引用:hinatune.jp
平安時代は794年~1192年まで、鎌倉幕府が設立するまでの時代を指しています。
平安時代にはすでに桓武天皇(かんむてんのう)がいらっしゃった、つまり天皇制度や皇室の元になる存在があったので
皇室の十二単の伝統はこの頃からすでにあり、
貴族の象徴である十二単は現在まで皇室に受け継がれたと考えられます。
一方で、雛人形の原型が出来たのは1764年以降。
…十二単を着ていた時代よりずっと後なのです。
雛人形は平安貴族への憧れを人形にしたものが一文化になり、現代まで一般家庭にも受け継がれています。
終わりに
一見ややこしくなりましたが、要は
「雛人形を作った人が貴族を模した」そんなオチでしたね!
色々調べてみてなんだか面白かったです。
また、19:00~天皇陛下の即位宣言がありますので
セレモニー最後の衣装、どんなお姿で現れるか楽しみですね!
ご覧いただき、ありがとうございました。