子育て

アトピーの子はプールに入っても大丈夫?保湿剤の塗り方で以外な落とし穴

 

こんばんは!かずたかです。

まだじめじめしますが、プールやシャワーが気持ちいい季節になりましたね。

 

今回のテーマは「アトピー性皮膚炎」とプールについて。

アトピーの子はプールに入っても大丈夫?

アトピーを悪化させないために気を付けることは?

など、まとめてみました。

 

Contents

アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な病変とする皮膚の病気です。

アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。
主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを繰り返し(再発)、なかなか治らないこと(慢性)が特徴です。一般的に、6カ月以上(乳幼児では2カ月以上)続くと慢性と判断します。

マルホHPより

アトピーをお持ちの家族、知り合い、またご自身がアトピーを持っている方もいるかと思います。

 

アトピーの切ないところは、その時の程度にもよりますが

本当にかゆい時は

我慢できないくらいかゆさが強いところ。

 

保護者や保育士が「(爪で)かいちゃダメだよ」とアトピー持ちの子に伝え、本人もうなずくのですが

いざかゆくなると

かくのを止められず、血だらけに……

 

本人が一番辛いのはもちろんですが、見守る保護者もなかなかしんどいと思います。

 

アトピーの子はプールに入ってもいい?

アトピー性皮膚炎が悪化する原因は

  • ダニ、カビ、ホコリ(ハウスダスト)
  • ひっかく、こするなど物理的な刺激
  • 化学薬品(化粧品、石鹸、消毒薬など)
  • 汗、皮膚の汚れ、紫外線など

など。

 

また、アトピーでもプールに入れるかどうかは

  • 保育園(幼稚園)、小学校などの決まり
  • かかりつけの医者の指示
  • 保護者の判断
  • 子どものアトピーの具合

などが判断基準になるかなと思います。

よっぽどアトピーの状態がじゅくじゅくしていなければ、プールNGは考えにくいですが…

後でトラブルを避けるためにも、園や小学校の担任、お医者さんで事前に確認しておきましょう。

 

プールOKの場合:準備、確認すること

アトピーが悪化しないために、プールで気を付けたいことは

  • ラッシュガード、Tシャツを着用できるか
  • プール後のシャワーでしっかり薬品を落とす
  • プール後、保湿剤や医薬ローションを塗ることができるか

この3点です。

 

ラッシュガード、Tシャツを着用できるか

プールの特性上、どうしても日に当たる時間が多いです。

ラッシュガードやTシャツなどを着ることで、直接肌に紫外線が当たる面積を減らすことができます。

 

プール後のシャワーでしっかり薬品を落とす

    園や学校のプールの水は、基本的に

    水道水+塩素系の薬品(2パーセントくらい)

    を混ぜて使用します。

     

    地域のプールでも、間違って水を飲んでも体調には変化ありませんよね?

    あれくらい、人体に害はない濃度です。

     

    ただし、アトピーの子の皮膚への影響となると話は違ってきます。

    薬品が残っていると皮膚の炎症につながる可能性があるので、

    小さい子であれば大人がシャワーの近くに付き、シャワーしながら体をこすって薬品を落とす必要があります。

     

    プール後、保湿剤や医薬ローションを塗ることができるか

      皮膚の炎症を防ぎ、調子を整えるためには保湿が欠かせません。

      プールの水にしっかり入って体を動かし、しっかりシャワーを浴びると

      家庭で事前に塗ってきた保湿剤は落ちてしまいます。

      プールが終わってから、保湿剤やお医者さんに処方されたローションを塗って皮膚の調子を整えることがベストです。

       

      これらの注意することは、園や学校での集団生活になると

      子どもに道具を持たせて終わり、とはいきませんよね。

       

      担任と相談する時に、

      ラッシュガードは着せても良いか、

      保湿剤は持たせていいか、

      保湿剤の日中の保管、扱うタイミング……など

      細かいところまで話し合っておきましょう。

       

      保湿剤、医薬ローションは必ず大人が塗りましょう

      プール以外にも、自宅でお風呂上がりに塗ることが多い保湿剤。

      当たり前ですが、炎症を抑えるには

      「きちんと保湿剤を塗れていること」が前提です。

       

      以前あった例ですが、

      とある子が、毎日お風呂上がりとプール後に保湿剤を塗り始めたのに、

      しばらく経ってもあまり効果がないのです……。

       

      後に保護者と話し合うと、

      「それなりに大きくなったし、自分で保湿剤を塗らせていました」との回答が。

       

      これが原因かな?

      保護者には申し訳ない気もしましたが、

      手の届く範囲だけでなく、背中にもアトピーが出ている子だったので

      「保護者さんが塗ってあげて下さい」とお願いしました。

       

      一週間、二週間経ち…

      顔、腕、背中がもはや別人。

      全身の炎症、めちゃくちゃキレイに整ってきましたね。

      この短期間での変化に驚きました。

       

      そこそこ子どもが成長し、子どもに任せたくなるのも分からなくはないです。

      ですが結果として、保湿剤を適量に調節したり、手の届きづらいところに塗れるのは、

      本人以外の大人だったりします。

      少し手間ですが、子どものアトピー改善のためにぜひ塗ってあげてほしいです。

       

      まとめ

      いかがでしたか?

      それでは、今回のポイントをおさらいです。

      • アトピーは、調子が悪い時はガマンできないくらいかゆい
      • プールに入っていいかどうか、担任、医者に要相談
      • 子どものアトピーの調子にもよる
      • プールに入らせる場合、ラッシュガードや保湿剤OKか、保湿剤をどのタイミングで塗るか、保湿剤の保管方法など要相談
      • 家庭でも保湿剤は大人が塗る方が確実、炎症が緩和しやすい

      これからが夏本番ですね。

      ポイントをしっかり押さえて、楽しいレジャーや夏休みを過ごせますように!