2019年3月に逮捕されたピエール瀧さんが、逮捕後1年に満たない異例の速さで
芸能界に映画復帰することが分かりました。
当初はピエールさんの復帰はまだまだ先になると思われていたのですが、
なぜこんなに早く復帰することができたのでしょう?
いくつか理由を考察してみました。
Contents
竹中直人・山田孝之の型破りな作風からピエール瀧を起用?
今回、ピエールさんは『ゾッキ』という作品で復帰するわけですが、監督を務めるのは
- 竹中直人さん
- 山田孝之さん
- 斎藤工さん
3人が共同監督という、かなり異例の態勢なのです。
引用:eiga.com
竹中さんの代表作は『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『妖怪大戦争』『翔んで埼玉』など、
また、山田さんは『クローズZERO』『GANTS』『新宿スワン』『銀魂』など、
どれも型にはまらない内容でヒットした作品が非常に多いです。(『人間の怖さ』的な作品も結構ありましたね…)
一時期はあまり良い意味ではなく『時の人』となったピエールさんでしたが
柔軟な発想で作品を作る方々が監督だからこそ、あまり前科にとらわれずにピエールさんを復帰作として起用したのではないでしょうか。
原作『ゾッキ』とピエール瀧の相性が良い?
また、『ゾッキ』の作風もオファーと関係しているのではと考えられます。
引用:asahi.com
大橋裕之さんという漫画家さんが持ち込み時代に描かれた作品なのですが、筆者も未読の作品。
すでに読んだことのある方々の感想は…
大橋裕之『ゾッキA』『ゾッキB』堪能。
大橋作品には、心の触られたことのない部分を触られている感動がある。
Aにまとめられたお話は笑えて、ほっとする作品が多いのに比べてBの方がより切なく、心をつかまされる作品が多い気がします。
『幻の初期作品集 ゾッキB』大橋裕之(KANZEN) 駆け出し者だったあの日、もがきながら描いた 何も達成できていないけど なぜか気高き人たちの物語
『面白かった』『感動した』など一言で言い表せない、そしてエモい香りがする感想が多いのです。
中には
絵が特徴的。かっこ悪い人をかっこ悪く描く天才。意味がわからない?何がおもしろいのかって?
リアルじゃないシチュエーションのなかに、どうしようもない人間臭さがあるのがいいんだよ。
こんな『人間臭さがいい』なんて方も。
以前の逮捕によって、アーティストや俳優の華やかな面だけでなく、人間らしい弱さがメディアに暴かれたピエールさんだからこそ
もしかしたら『ゾッキ』と相性が良いのかもしれません。
『いだてん』賠償金支払いの圧力?
そして、一番あり得そうなのが
ピエールさん逮捕によって影響を及ぼした大河ドラマ『いだてん』の賠償金問題です。
引用:twitter.com
先日、沢尻エリカさんの初裁判の際に某番組で取り上げられていたのが
『沢尻さんの『麒麟がくる』の賠償請求の前に、ピエール瀧さんの『いだてん』の賠償がまだ終わっていない…』
出演者の一人がこんなことを口にしたのです。
賠償請求の最中か否かにしろ、どのみちピエールさんは億単位で莫大なお金は必要になります。
さらに、翌年に沢尻さんが逮捕されたことで『麒麟がくる』に予想外の撮影費用が必要になり、NHKの会社がかつてない金額の赤字を抱えている可能性も予想されるわけです。
また、別番組では
『沢尻エリカさんは貯金の感覚がなく、賠償請求に対して破産手続きをする可能性もある』
こんな報道もありました。
破産手続きをされたら、NHKは泣き寝入り…最悪会社の倒産もあり得るわけです。
そのため、沢尻さんよりは返済の可能性があるピエールさんを芸能界に復帰させ、俳優としても仕事をバックアップし
NHKの倒産という最悪のシナリオを回避しているのではないでしょうか。
終わりに
いかがでしたか?
芸能界の中で、それぞれの立場で思惑もあるのでしょうが…
何より、すでに撮影が始まっているとのことですから、今度こそ最後まで撮影続行・映画公開まで完遂してほしいものです。
ご覧いただきありがとうございました。