2019年12月22日のM-1グランプリ2019では
なんとテレビ初出演のコンビ・ミルクボーイが優勝しましたね!
決勝戦で披露された『コーンフレーク』や『最中』など、どれも分かりやすくて面白いネタばかり。しかし…
決勝戦の『最中』で出てくるこのやり取りに引っかかってしまいました。何ですって??
ということで、
最中と八つ橋は本当に異母兄弟なのか?調べてみました!
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最中の特徴
まずは最中から確認してみましょう。
引用:zatugaku1128.com
ネタでも出てきたように、皮の部分に菊の花や家紋があるのが特徴的ですよね。これを『怖い』と捉える着眼点はすごいですね!
最中(もなか)とは、餅から作った皮で餡を包んだ和菓子の一種。 皮は皮種、菓子種、最中種、種物という。 餡に栗、求肥や餅などを入れた変わり最中もある。
出典:wikipedia
定義としてはこんな感じで、
餡をはさむ形は江戸時代、最中の皮の形は明治時代ごろに出来上がってきたといいます。
八つ橋の特徴
次に、八つ橋の特徴です。
引用:asoview.com
筆者の地域では、もはや修学旅行生のお土産のイメージがダントツで強いですね。皮や餡の味もかなりバリエーションがありました。
今ではすっかり元祖以上に人気な生八つ橋(上記画像)が作られたのは第二次世界大戦以降。
引用:ja.wikipedia.org
瓦のミニチュアのような元祖八つ橋については、江戸中期の1689年頃に出来たという説もありますが、根拠としては薄いようです。
また、ミルクボーイのネタで出てきた八つ橋は、会話の内容から察するに生八つ橋を指していると思われますね。
最中と八つ橋の共通点・違うところ
では、これらの二つの和菓子は『腹違いの兄弟』といえるほど近い存在なのでしょうか?
最中と(生)八つ橋の共通点は
- 薄皮で餡をくるんでいる
- 中身が餡
違うところは
- 皮を焼いたか否か
- 皮の食感
- 皮の形
皮だけがかなり違うんですよね。
しかし、皮の原材料を調べてみると…
- 最中…米粉
- 生八つ橋…米粉、砂糖、ニッキ(肉桂、シナモン)
実は、どちらも皮の原材料のベースはほぼ同じだったのです。
皮と中身の材料がほぼ同じとなると、『腹違い』と比喩されるくらいには近づいたのではないでしょうか。
終わりに
いかがでしたか?
最中と八つ橋、あんなに見た目が違うのに素材は結構似ていたんですね!
これを『腹違い』のパワーワードでさらっとネタに入れてくるあたりは、ミルクボーイのセンスとしか言いようがないでしょう。
筆者も「最中食べたい」と駄々をこねるほど最中に愛はありませんが、今度スーパーで見かけたら皮の柄だけじっと見てみようと思います。
ご覧いただきありがとうございました。