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飯塚幸三、パーキンソン症候群と判明。安全運転は可能だった?症状解説

 

皆さん、【池袋母子死亡事故】のこと、覚えているでしょうか?

飯塚幸三 元院長(88)が運転で事故を起こし、母子2名が亡くなってしまった…ずさんな交通事故です。

事故後、新たに飯塚氏がパーキンソン症候群を患っていたことが分かってきました。

(※以下、呼び方に悩みましたが『飯塚氏』と表記します)

Contents

パーキンソン症候群とは?

パーキンソン症候群とは、パーキンソン病を含む様々な病気をまとめた総称を指します。

問診とMRI検査をすることで、パーキンソン症候群の中のパーキンソン病なのか、それとも別の病気なのかがはっきりするのだそうです。

多少の差はありますが、主な症状として

  • 手足の震え
  • 筋肉のこわばり

などがあります。

なぜ手足が震える?運転は可能だったのか?

そもそも、そんな状態で運転することは可能だったのか、また医師からの許可は出るのでしょうか?

先程挙げた手足の震え筋肉のこわばりなどの症状は、体内の

ドーパミン不足が原因です。

ドーパミンとは、運動を指示する神経物質のこと。

これが足りないと…

ドーパミン不足

運動しようとする指示がうまく通らない

手足の震え、こわばりなどの諸症状が出る

悪循環に陥ってしまうわけです。

また、パーキンソン症候群と診断が出ると、医師から薬が処方されますが

その薬の副作用(眠気)により

運転中に突然入眠して事故を起こす「突発的睡眠」が起こる可能性も…怖すぎる。

 

運転については、医師からドクターストップが出るか、

『運転の際は医師・薬剤師にご相談ください』の注意書きがあることが多いです。

しかしその一方で、

パーキンソン病の患者でも、法律的には運転可能というダブルスタンダードなのが現状なのだとか。

…なぜ?紛らわしいから統一してほしい。

飯塚幸三氏のケース

今回の飯塚氏の場合、

  • 事故前から片脚の具合が悪く、通院していた
  • 事故前はパーキンソン症候群と断定はなかった
  • 運転に関してはドクターストップが出ていた
  • 事故後、別の病院でパーキンソン症候群と診断

こういったことが新たに分かってきました。

パーキンソンの診断に限らず、

飯塚氏に脚の不調とドクターストップがあった時点で

運転してはいけない状態だったのは誰の目にも一目瞭然でしょう。

いまだ終らない遺族の戦い

10月19日…今日でちょうど事故から半年ですが、

いまだに逮捕されず実刑判決のない飯塚氏に、

遺族の松永さんたち親族は、なんと約39万人の署名を集め、厳重な処罰を飯塚氏に求めています。

松永真菜さん、莉子ちゃんの命は決して戻るわけではありませんが、少しでもご遺族の方々が納得のいく判決が決まることを願っています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。